電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月16日 151016_01 太陽誘電 受動部品 コンデンサ 一般民生用

4532サイズで1000μFの大容量を実現した積層セラコン


太陽誘電は積層セラミックコンデンサの大容量化
に向けた新製品を加速する(写真は470μF品)

 太陽誘電は16年度末までに業界で初めて1千μFの大容量化を実現した積層セラミックコンデンサ(MLCC)を商品化する。マテリアル、プロセスをはじめとする最先端技術を集結。各種電源の二次側平滑用コンデンサとして、タンタル、アルミ電解コンデンサの市場領域に食い込んでいくことになる。

 同社は成長戦略として、最先端技術製品の開発と拡販、新規事業の育成を両輪に取り組んでいる。主力事業の一つであるMLCCについては、業界に先駆けて小型・大容量化を推進していくことで、市場での競争力をさらに高めていく考え。

 既に同社は業界で初めて4532サイズで470μFの大容量化を実現。14年末に量産を始めている。同社が持つ材料技術、シート薄膜技術、積層技術を高度化し、1200層以上の多積層を可能とすることで商品化した。タブレット、パソコンや4Kテレビ、複合プリンタなど、機器を安定的に動作させるために、スイッチング電源の二次側平滑用コンデンサなどとして使用される。

 二次側の平滑用途では大容量コンデンサとして、タンタルやアルミ電解コンデンサが複数搭載されている。

 MLCCは小型、低ESRで周波数特性に優れているが、価格が高く、静電容量が小さいため、二次側平滑用としての使用には限界があった。

 4532サイズで1千μF(2.5V定格)を商品化するのも、二次側平滑用としての採用に弾みをつけるのが狙い。同社では1千μF品の前に、16年度末までに680μF品を商品化するという。


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