制御基板向け超小型AC-DCオンボードスイッチング電源

ＴＤＫの超小型ＡＣ−ＤＣオンボードスイッ チング電源「ＫＷＳ−Ａシリーズ」

　ＴＤＫはＴＤＫ―Ｌａｍｂｄａブランドの超小型ＡＣ―ＤＣオンボードスイッチング電源「ＫＷＳ―Ａシリーズ」を開発し、受注を開始した。量産は１１月から。

　新製品は、制御・計測機器をはじめ工作機械、半導体製造装置、通信機器交通監視装置などの制御基板向けに開発した。出力電力は５Ｗ、１０Ｗ、１５Ｗ、２５Ｗの４モデル。

　ヒューズや電解コンデンサなどの外付け部品を内蔵したオールインワン設計を施し、外付け部品レスとなってユーザーが使いやすくなっている点が大きな特徴。

　さらに、両面基板による回路設計および部品選定を最適化することにより、従来品に比べて基板上の専有面積を最大６６％低減し、省スペース化に寄与する。

　機器の高性能化への対応としては、従来品に比べて効率を６％改善し、８１％を実現。しかも無負荷時待機電力を０.５Ｗ以下に抑制した。

　動作温度はマイナス１０―プラス８５度と広く、起動保証マイナス４０―マイナス１０度での使用が可能。

　出力電圧は５Ｖ、１２Ｖ、１５Ｖ、２４Ｖ。サイズは５Ｗと１０Ｗが２５.４×２１.５×３８.１ミリメートル、１５Ｗが２５.４×２４×５０.８ミリメートル、２５Ｗが２５.４×２９×６３.５ミリメートル。