スマホ/ヘルスケア等向けブルートウーススマートモジュール7アイテム

ラインアップを拡充した太陽誘電のブルートゥ ーススマートモジュール

　太陽誘電はブルートゥーススマートモジュールとして、合計７アイテムを一挙に商品化した。ヘルスケア、ウエアラブル、スマホ周辺機器など今後、小型、薄型、軽量化が進展する分野で採用が広がると期待される無線通信規格の一種である、ブルートゥーススマートに柔軟に対応できる品ぞろえ。月産１００万個体制で量産を開始した。サンプル価格は各アイテムともに３千円。

　商品化したのは、アンテナに加え３２.７６８キロヘルツ水晶振動子ＤＣ―ＤＣコンバータ用コンデンサおよびインダクタを搭載した「ＥＹＳＧＣＮシリーズ」（９.６×１２.９×２ミリメートルサイズ）、５.１×１１.３×１.３ミリメートルサイズへと小型化した「ＥＹＳＧＪＮシリーズ」、ブルートゥーススマートに加え、ＡＮＴ規格（カナダの低消費電力な無線通信規格）をサポートした「ＥＹＡＧＪＮシリーズ」、オリジナルのソフトウエアを搭載した「ＥＹＳＧＣＮＡＷＹ―１Ｘ」「ＥＹＳＧＪＮＡＷＹ―１Ｘ」など。

　ブルートゥーススマートは省電力の通信規格。ヘルスメーター、血圧計などのヘルスケア用品、活動量計などのウエアラブル分野で採用が進んでいる。また、ビーコンと呼ばれるブルートゥーススマートの機能を利用した様々なサービスの登場が、搭載機器の新製品開発を後押ししている。


　新製品の開発加速

　同社では、かねてからスマホをはじめ関連モジュールなどを成長分野として位置付け、新製品開発を加速している。コア技術である素材技術をはじめ、高密度実装化などの最先端プロセス技術、さらには高信頼性の評価技術などを融合。小型、薄型で高性能、高機能なモジュール製品の開発に取り組んでいる。

　今回、一挙に７アイテムもモジュールを開発したのも、ブルートゥーススマートを使った様々な機器の開発が進展していることに対応したもので、柔軟に供給できる体制を確立した。

　また、新製品は同社のＷｅｂサイト「Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ　Ｓｍａｒｔ」のソリューション提案ページに掲載。同ページにはモジュールを選択できる「最適モジュール選択チャート」も掲載し、ユーザーの新製品開発をサポートしている。