低ノイズで高精度の1.5A低ドロップアウト負電圧リニア・レギュレータ

１.５Ａ　ＬＤＯ負電圧リニア・レギュレータ「ＬＴ３０９１」

　リニアテクノロジーはＬＤＯプラス（プラス）ファミリーの最新デバイスで、低ノイズ、レール・トゥ・レール動作、高精度のプログラム可能な電流制限、双方向出力電流モニターを特徴とする１.５Ａ低ドロップアウト（ＬＤＯ）負電圧リニア・レギュレータ「ＬＴ３０９１」の販売を開始した。

　新製品はケーブル電圧降下補償が可能で、容易に並列接続できるため、大電流の供給と回路基板の熱分散が可能。また、３端子のフローティング・レギュレータとして構成することもできる。

　入力電圧範囲はマイナス１.５―マイナス３６Ｖで、１本の抵抗を使って０―マイナス３２Ｖの可変レール・トゥ・レール出力電圧を設定でき、ドロップアウト電圧はわずか３００ｍＶ（標準、全負荷時）。

　調整済みのプラスマイナス１％精度の５０μＡ電流源リファレンスを内蔵しており、入力、負荷、温度の全範囲にわたりプラスマイナス２％の出力電圧許容誤差を維持する。

　ＬＴ３０９１は負電圧のロジック電源、低ノイズの計装機器の電源やＲＦ電源、堅牢な産業用電源に加え、スイッチング電源のポスト・レギュレーションに最適。

　ともに裏面に放熱パッドを装備した、高さの低い（０.７５ミリメートル）３×４ミリメートル１４ピンＤＦＮパッケージと１６ピンＴＳＳＯＰパッケージで供給される。

　さらに、ＴＯ―２２０―７およびＤＤ―Ｐａｋ―７のパワー・パッケージでも供給される。

　Ｅ、Ｉグレードはマイナス４０―１２５度、Ｈグレードはマイナス４０―１５０度、ＭＰグレードはマイナス５５―１５０度で動作する。

　Ｅグレード・バージョンの１千個時の参考単価は２.８７ドルから。