150925_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月25日 |
150925_02 |
ミツミ電機 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
自動車機器用 |
カーナビ向け従来比55%の小型GPS/GLONASS対応アンテナ
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ミツミ電機の小型GPS/GLONASS対応
アンテナ「GPA−CS200」 |
ミツミ電機はカーナビ向けに小型GPS/GLONASS対応アンテナ「GPA―CS200」の開発を完了した。サイズ(容量)は同社従来比55%で、GPS単体アンテナと同一形状を実現した。16年4月の量産開始を予定し、現在、量産化への準備を進めている。
GPSは衛星測位システムとして広く利用されているが、近年ではGPSに加えてGLONASSの衛星を利用した測位も可能なアンテナの市場ニーズが高まってきている。測位衛星が増えることで、受信可能エリア拡大や測位精度向上が見込まれる。
今回の開発製品は、GPS/GLONASSの小型化アンテナ。容量は同社従来比55%で、GPS単体アンテナと同一形状を実現した。車両への電子機器の搭載アイテムが増加し、アンテナの搭載スペース確保が厳しくなる状況を踏まえ、従来スペースでの置き換えが可能な形状とした。
特徴は(1)小型アンテナ(外形寸法36.0×33.0×高さ12.8ミリメートル)、小型アンテナ素子、1点給電回路を採用(2)SAWフィルタを用いた優れた耐妨害波特性確保(3)防水JIS C0920 7等級保証(4)固定方式はマグネットまたは両面テープ(5)ケーブル長5メートル(コネクタ)(6)カスタム対応可能(ケーブル長、コネクタ、取り付けブラケット)。
最近の自動車業界では、車両緊急通報システム(EUはeCall、ロシアはERA―GLONASS)の車両への搭載義務化が活発化している。これにより、GPS/GLONASSアンテナの市場ニーズも急速に高まっていくと予想されている。同社ではこうしたニーズに対応するため、今後は電話など、他サービスとの複合化展開を検討し、製品開発に取り組む方針。
仕様はアンテナ部仕様は受信周波数1574.397―1605.375メガヘルツ。アンテナ利得2.3dBi typ(GND板付き)。LNA部仕様は利得26デシベルtyp。帯域外減衰量30デシベルtyp。雑音指数1.1デシベルtyp。電源電圧3Vor5V。消費電流20mA。総合仕様は利得27dBi typ(仰角90度)(GND板付き)。出力インピーダンス50Ω。外形寸法36.0×33.0×高さ12.8ミリメートル。
生産計画は、16年4月から月産4万個の量産開始を予定。18年4月には月産10万個の生産を計画している。生産場所は中国の天津三美電機。サンプル価格は3千円(消費税別)。
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