150911_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月11日 |
150911_01 |
TDK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
充電用途向け基板型300W/ユニット型600Wの簡易型定電流電源
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TDKの蓄電池充電用定電流電源
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TDKは電源事業において、蓄電池の充電分野への取り組みを強化している。リチウムイオン電池などの電池が様々な分野で利用されるようになり、充電用の電源需要が伸びているため。TDK―Lambdaブランドで、新たにシンプルファンクションモデルとして300Wと600Wモデルの簡易型定電流電源「EVSシリーズ」を開発した。5年後に年間1億2千万円の売上げを目指し、10月から量産を開始する。
新製品は基板型300Wとユニット型600Wの2モデル。300Wはファンレスの設計で、静音化を図った。
出力電圧は12V系、24V系、48V系の各蓄電池の電圧に合わせた18V、36V、57Vタイプを用意。並列運転による大容量蓄電池の充電にも対応する。
電圧の上限値、定電流の電流値については、300Wモデルは10段階のロータリスイッチ、600Wモデルはトリマーポテンショメータで任意に調整が可能。
逆流防止モジュールも
さらに逆流防止モジュール「EVS―RP」を10月から受注開始する。蓄電池充電には電源OFF時に蓄電池から電流の流れ込みを防止するための逆流防止回路が必要。逆流防止モジュールはMOS―FETを使用した低損失タイプ。ショットキーバリアダイオードに比べて損失と出力電圧ドロップが72%低減されており、同モジュールを使用することで、筐体内の発熱低減が可能。
電力需要のピークシフトやピークカット、非常用電源用途として蓄電池の需要が増加している。新製品は、充電に必要となる定電流定電圧充電方式の充電器の内蔵電源として最適。
300Wモデルは、容量が1kWh内外の蓄電池、600Wは2kWh内外の蓄電池の充電に適している。
蓄電池の充電以外では、水の電気分解をはじめLEDなどの定電流制御が必要な用途でも使用できる。
サイズは300Wモデルが84×42×180ミリメートル、600Wモデルが120×61×190ミリメートル。安全規格はUL60950―1、CSA60950―1、EN60950―1の認証を取得。
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