150805_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月5日 |
150805_02 |
アルプス電気 |
半導体素子 |
半導体センサー |
パソコン・OA機器・LAN用 |
ペン型入力機器等向けMEMS方式で業界最小のフォースセンサー
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アルプス電気のフォースセンサー
「HSFPARシリーズ」 |
アルプス電気は4日、ペン型入力機器や産業機器向けに、MEMS方式で業界最小のフォースセンサー「HSFPARシリーズ」を開発、量産開始したと発表した。従来比で大幅な小型化を達成し、かつ高感度検知が可能。
デジタル描画用に高精度なペン型入力機器(スタイラスペン)の需要が増加している。スタイラスペンには、ペン先の軌道を捉えるとともに、筆圧に応じた描画の太さを再現するためフォースセンサーが搭載される。
一方、より滑らかな階調表現をするには高分解能のセンサーの搭載が必要で、ペン軸が太くなるという課題があった。加えて、IoTやロボット市場では接触時の荷重検知、荷重バランスや握力の制御用に小型・高感度なフォースセンサーの需要増加が予想されている。
従来のフォースセンサーは、主に半導体歪み抵抗素子と、金属歪み抵抗素子を用いたセンシング方式があり、前者は高感度ながらサイズが大きく、後者は小型化できる半面、感度が低くなるという課題があった。
同社は半導体歪み素子を用いながら、独自のMEMS技術とパッケージング技術を駆使することで、汎用性に優れた高感度フォースセンサー「HSFPARシリーズ」を開発、量産開始した。2.00×1.60×0.66ミリメートルと大幅な小型低背化を実現するとともに、0.01Nレベルの応力から検出可能。細かな筆圧の変化やロボットの荷重移動など高精度検知を実現する。
SMDタイプに加え、FPC付きのユニットタイプもラインアップ。耐用100万回超の長寿命。用途はスタイラスペンやタッチパネルなどのインプットデバイス、ロボット、各種産業機器など。長岡工場(新潟県長岡市)で月産15万個の量産を開始した。
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