USBのTypeCとUSBパワーデリバリの統合型コントローラIC

ＴＩのＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―ＣおよびＰＤの 統合型コントローラＩＣ

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本ＴＩ）は２９日、ＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―ＣとＵＳＢパワーデリバリ（ＰＤ）の統合型コントローラＩＣ「ＴＰＳ６５９８２」を発表した。

　同製品は電源供給経路を包括的に提供し、シングルまたはデュアル・ロール・ポートとして動作するほか、多様なホストやデバイスの電源実装を実現するＩＣ。

　より高いデータレートのアプリケーションでは、同製品と５.４ギガｂｐｓのＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―Ｃクロスポイント・スイッチ「ＨＤ３ＳＳ４６０」を組み合わせて使うことが可能。

　ＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―Ｃ最大の特徴であるＵＳＢコネクタを表裏の区別なく使用できるほか、最大１００Ｗの電力供給、ディスプレイポートを経由したホストと終端デバイス間でビデオ信号を分配できる複数のオルタネートモデルをサポート。

　最大１５Ｗの電力が必要なＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―Ｃシステム向けには、ＵＳＢ　Ｔｙｐｅ―Ｃ　ＣＣ（コンフィギュレーション・チャネル）ロジックとポート制御を提供する「ＴＵＳＢ３２０」ファミリーを用意。これらの製品によりシステムはプラグの向きを検知し、最終製品に適切なＵＳＢ仕様とモード設定を決定できる。