150724_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月24日 |
150724_01 |
太陽誘電 |
ユニット |
センサーモジュール |
一般産業用 |
建築物変形度合いを高精度で測定する光変位センサー
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光センサーで検出した変位量をPCに表示 |
太陽誘電は橋梁や道路など、コンクリートによる建築物の変形度合いを世界トップクラスのプラスマイナス0.1マイクロメートルの高精度で検出する光変位センサーを開発した。同センサーはコンクリート以外の鋼鉄などの建造物でも使用できる。
インフラ・建築物などの保守管理が強く求められるなか、被測定物の変位検出を簡便かつ低コストでしかもリアルタイムで検出可能とした。
測定原理は、発光部と受光部の間に光学素子2枚をはさんだ構造で、光学素子間の移動量を受光部に入る光量変化で検出する。同社が長年培ってきた光ディスク技術を応用したという。
センサー部は20×20×10ミリメートル、検出範囲は1千マイクロメートルでモジュールサイズも45×45ミリメートルと小型である。
測定周波数は2キロヘルツで有線または無線通信に対応する。遠隔地から常時リアルタイムで観察することができる。また、データを蓄積し、長期間にわたる変化の度合いを記録することもできる。
同社の光センサー担当者は「現在、当社工場がある群馬県でコンクリート橋に実際取り付ける実証試験を開始した。通過する車の重量差による変形量度合いも検出する」と語った。
今回開発したセンサーの測定例では、位置、伸縮、ずれ量、たわみ量、厚み測定などが可能なことから、インフラ・建築物以外の産業機器、車のステアリング、車体歪検出に加え医療・ヘルスケアなどへの応用も見込めそうだ。
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