150626_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月26日 |
150626_01 |
シャープ |
ユニット |
センサーモジュール |
一般産業用 |
3メートルの距離でも検知可能なマイクロ波センサーモジュール
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マイクロ波センサーが動体を検知し、
呼吸数などモニターする |
シャープは人や動物などの心拍・呼吸・動体など生体情報を3メートル離れた場所で検知できるマイクロ波センサーモジュール「DC6M4JN3000」を開発、発売すると発表した。壁やドアなどの障害物を超えてのモニタリングも可能。モジュールとしてセットメーカーに販売し、月産1千台を目指す。
センサーは人や動物に対してマイクロ波を照射し、心臓や肺の動きによってわずかに振動する体の表面のマイクロ波の変化から心拍や呼吸数を検知。独自の計測アルゴリズムを搭載し、人から約3メートル離れた場所に同機を設置した場合、心拍数を上下10%の誤差で測定できる。また、マットレスやドア、壁などの障害物越しの検知に対応。就寝中やプライバシーの保護が求められる浴室、トイレなどでの把握が可能。介護、見守り分野での活用を想定する。
同社電子デバイス事業本部の片山修一システムデバイス事業部長は「将来的には車載用としての提案も強化する。運転中の居眠り検知や体調管理などの面で貢献できる。また、サイクリングなどスポーツ時の心拍状態もセンサーで検知でき、様々な分野で使える」と話す。
周波数帯は24ギガヘルツ帯。アンテナは平面アンテナ。計測距離は5―300センチメートル。サイズは31×47.5×16ミリメートル。既にサンプル出荷を始めており、7月から量産をスタートする。サンプル価格は1万8千円。
片山事業部長は「ペットの見守りの用途で出荷をスタートしているが、ベッド上での見守りなどに用途を広げる。市場規模は年間30万台規模があると考えているが、初年度は2万台程度の販売を目指す」と語った。
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