141106_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月6日 |
141106_01 |
TDK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
移動体通信機器用 |
出力600mAで2.9x2.3x高さ1ミリの超小型マイクロDC-DCコンバータ
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実装面積2.9×2.3ミリ、高さ1ミリの
超小型マイクロDC─DCコンバータ
「B30000P80シリーズ」 |
TDKは4日、EPCOSブランドの超小型マイクロDC─DCコンバータ「B30000P80シリーズ」を発表した。新製品は高さ1ミリメートル、実装面積は2.9×2.3ミリメートルの超小型サイズ。小型基板に6メガヘルツの電源スイッチを埋め込み、従来のディスクリート品と比べ、実装面積を最大35%削減し、大幅な省スペースを実現する。
スマホなどの携帯端末においては、ハイレゾオーディオ機能など、新たにDC電圧を必要とするICの搭載が増える傾向にある。一方で電源コントローラを採用するにはコストや効率の観点から、マイクロDC─DCコンバータでの代替が検討されるという。
新製品B30000P80シリーズは、2.2―5.5Vの入力電圧で、1.10―2.80Vの8種類の出力電圧をラインアップし、最大出力電流は600mA。過負荷・過熱保護機能を備え、過熱検出時には自動的に電流を遮断する。92%の高効率変換。イネーブル入力機能によるオンオフ制御が可能で、オフ時の待機電流は1μA以下と消費電力を大幅に低減する。さらにリップル電圧・電流が極めて低く、安定したDC出力電圧を得ることができる。
高さ1ミリメートル、実装面積2.9×2.3ミリメートルのモジュールには、IC内蔵基板を使用し、超小型サイズを実現した。また基板の真ん中にインダクタンスが実装されており、基板実装でのピック&プレースに配慮したデザインとなっている。
同社は「電源コントローラよりマイクロDC─DCコンバータでの設計は、ウエアラブルデバイスやスマートウオッチ、WLAN、GPS、Bluetoothなどの関連機器への搭載に適している」という。
さらに「早急に月産数千万個の体制を立ち上げる方針」である。
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