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日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月1日 |
141001_02 |
フリースケール・セミコンダクタ/アルプス電気 |
ユニット |
その他 |
自動車機器用 |
次世代テレマティクス/ADAS向け車載コネクティビティーモジュール3種
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記者発表会の様子 (フリースケール・セミコン
ダクタ・
ジャパンの
ディビッド M.ユーゼ社長
と、アルプス電気の泉部長) |
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i・MX6を応用したリファレンス・デザイン |
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは9月30日、アルプス電気との協業で開発した3種類の車載コネクティビティモジュールを発表した。次世代テレマティクス/先進運転支援システム(ADAS)向けに、「V(ビークル)2Xモジュール」など3種のサブモジュールを開発し、車載ソリューションの製品ラインアップを強化。フリースケールのi・MX6アプリケーション・プロセッサとアルプス電気のコネクティビティ技術の融合により開発された。これらのモジュールは15年第1四半期(1―3月)から、アルプス電気が市場への供給を開始する。
フリースケールとアルプス電気は一昨年から、車載インフォテイメント/テレマティクス・ソリューションに関する共同開発を進めてきた。これらの成果として今回、3種類の車載グレード対応コネクティビティモジュールを発表したもの。
発表したi・MX6搭載モジュールは@LTE/3G/2G通信モジュール「UMDZシリーズ」A5.9ギガヘルツV2Xモジュール「UMPZシリーズ」B5ギガヘルツ/2.4ギガヘルツワイファイ/ブルートゥース通信モジュール「UGKZシリーズ」。
これらは、i・MX6アプリケーション・プロセッサの特徴である消費電力効率、先進のグラフィック・エンジン、充実したペリフェラルI/O、シングルコアからクアッドコアまで共通プラットフォーム化されたスケーラビリティとピンコンパチブル性を活用。LTE、ワイファイ(5ギガヘルツ)、ワイファイ802.11acといった通信規格に対応し、将来の車車間や路車間通信を可能にするV2Xテクノロジに対応している。
同日、両社共同で東京都内で行われた記者発表会で、フリースケールのディビッド M.ユーゼ社長は「12年から2年間にわたるアルプス電気との共同開発により、素晴らしいモジュールを開発できたことを喜ばしく思っている。車のユーザーに対し、より便利でスマートなソリューションを提供できる。IoTを通して、車内だけでなく車外へのコミュニケーションを付加していくことが、モジュールレベルのエボリューションだと考えている」と述べた。
アルプス電気の泉英男・技術本部M6技術部長は「12年からフリースケールと様々なコラボを進めてきた。インビークルインフォテイメントから、コネクテッドビークルとしての車外とのつながり、そしてセーフティということをテーマに開発を進めてきた。今後もフリースケールとのパートナーシップを通じ、より良い製品の開発を進める」と語った。
フリースケールのi・MX6シリーズは、ARM Cortex―A9アーキテクチャをベースとするシングルコア/デュアルコア/クアッドコア・ファミリで、堅牢なエコシステムが用意されており、単一のハードウエア設計に基づくデバイスポートフォリオ開発のための理想的なプラットフォームを提供する。
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