140917_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月17日 |
140917_01 |
ラピスセミコンダクタ |
半導体集積回路 |
専用IC |
一般民生用 |
次世代VICSサービスに対応のFM多重放送受信用LSI
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ラピスのFM多重放送受信用LSI |
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ロームグループのラピスセミコンダクタは15年4月からサービスが始まる、次世代VICSに対応したFM多重放送受信用LSIを開発した。
イベントなどによる交通規制、緊急情報などの新配信サービスや渋滞情報を活用したリアルタイムの広域道路検索を、FM多重放送でも可能となる次世代VICSサービス情報に対応したカーナビゲーションシステムに供給する。
業界に先駆けて、10月からラピスセミコンダクタ宮城(宮城県)で月産数万─数十万個で量産を開始する。サンプル出荷中。サンプル価格1千円/個(税別)。リファレンスボードの提供やソフトウエア環境のサポート体制も整えている。
新開発のFM多重放送受信用LSIは、FM多重復調回路&VICSデスクランブラ回路部のVICSデスクランブラを次世代VICS対応回路に変更。現行のVICS―FM多重放送の約2倍の伝送容量を確保し、次世代VICSサービス、コンテンツに対応した。
これにより、ナビが動的経路探索に利用できる一般道リンク旅行時間情報をはじめ、右左折など進行方向別の旅行時間情報等の拡張渋滞旅行時間情報や気象・津波・火山噴火などの緊急情報、気象・災害・規制・地域イベント等に関する拡張事象規制情報、臨時駐車場・充電施設等の施設情報といった新しい文字情報、地図情報の提供が可能となる。
これまでビーコンユニットを装着していないと受信できなかった一般道リンク旅行時間をFM多重放送からも受信でき、FM多重放送対応だけの受信機でも同サービスを利用できる。
プロセスも従来品の0.35マイクロメートルフルCMOSから0.2マイクロメートルフルCMOSに微細化し、チップサイズを約2割縮小。CPU、インターフェイスを従来品のパラレル・インターフェイスからシリアル・インターフェイスに変更し端子数を削減。
パッケージを従来品のTQFP64から9×9ミリメートルのWQFN64に変更、実装面積も約4割縮小した。8.192メガヘルツ/16.384メガヘルツの2種類の水晶振動子周波数に対応。内部コア電圧用レギュレータ回路を内蔵している。電源電圧3.0─3.6V。
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