電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月22日 140822_02 旭化成エレクトロニクス ユニット センサーモジュール 一般産業用

ホール素子を使ったオープン型コアレス電流センサー


コアレス電流センサー「CQ−300x」
(サイズ7.9×7.6×1.15ミリメートル)

 旭化成エレクトロニクスはこのほど、ホール素子を用いた電流センサー「CQシリーズ」として、新たにコアレス電流センサーを開発した。

 近年、産業機器や自動車に使用されるモーターの小型化・軽量化が進む中で、一つ一つの部品に対してもその性能と小型化・軽量化の両立を求められている。

 電流センサーには、磁気抵抗方式、フラックスゲート方式などがあるが、電流が流れている状態で磁場を与えると起電力が生じるホール素子を用いた。

 同社の電流センサーは、電流により生じた磁界を磁性体のコアにより収束し、コア内のギャップの磁束密度をホール素子で検出するオープン型。検出方法は同じだが、ホール素子の出口がゼロになるように、コアに取り付けたコイルに電流を流し、この電流波形を出力とするクローズ型もある。

 CQシリーズは全てオープン型を採用し、小型でシンプルでありながら、クローズ型と同等の高精度、高S/Nの両立を達成したことが特徴。モーター周辺のインバータ制御や過電流検出、電力検出など幅広い用途において、最適な電流検出を提供する。

 従来のCQシリーズは磁性体コアを使用していたが、今回開発した「CQ─300x」はコアレス電流センサー。コアを使用しないことで、さらに小型化を狙ったもの。

 同社は、30年以上の実績を持つ特徴のあるセンサー技術と高性能なミックスドシグナルIC回路技術を提供することで、モーター技術の発展に貢献する。


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