薄型LED照明モジュール用高さ4.2ミリの電線対基板コネクタ

日本モレックスの「Ｌｉｔｅ-Ｔｒａｐ ＳＭＴ 電線対基板コネクターシステム」

　日本モレックス（神奈川県大和市）は薄型ＬＥＤ照明モジュール用に、低背設計で電線の取り出しが可能な「Ｌｉｔｅ―Ｔｒａｐ　ＳＭＴ電線対基板コネクターシステム」を発表した。

　電線の容易な抜去、低挿入力、高い保持力が特徴。ＬＥＤ照明のダウンライトや管状ライトをはじめ、ＦＡ機器や民生機器で容易な電線挿抜が求められる用途に適している。

　同コネクタは、製品高さ４.２０ミリメートルと低背の設計で、電線の挿入・抜去が容易。同社のＷｉｒｅ　Ｔｒａｐコネクタと同じ終端方式を採用している。先端部の被覆を剥がした電線をコネクタに挿入することでゲート型のターミナルが押し開けられ、電線がターミナル内にロックされる仕組み。電線を抜出する際は、ハウジング上部にあるプッシュボタン式ラッチを押し下げることで、容易に電線を取り外しできる。

　電線取り出し型の同コネクタは、低挿入力で接続でき、また、使いやすいラッチ機構を備えているため、治具を用いずに簡単に取り付け／取り出しが可能。このため、現場での組み立て／撤去を容易にし、熟練した作業者が不要となる。１回路タイプと２回路タイプの２製品のバリエーションがある。

　主な特徴は、４.２０ミリメートルの低背設計により、薄型ＬＥＤモジュールなどの小型機器用途に対応。電線取り出しが容易なプッシュボタン式スイッチを装備。デュアルコンタクト・ワイヤトラップ・クランプ設計を採用した確実な嵌合性で、優れた電気接触と高い電線保持力を提供。正しいワイヤ挿入長と位置を確保できるワイヤストッパ機能。