1/16ブリックサイズの48V入力対応の絶縁型DC-DCパワーモジュール

ＦＤＫの４８Ｖ入力対応ＤＣ―ＤＣ パワーモジュール「ＫＤシリーズ」

　ＦＤＫは１／１６ブリックサイズの４８Ｖ入力（定格）対応の絶縁型ＤＣ−ＤＣパワーモジュール「ＫＤシリーズ」を開発した。

　産業機器における電源供給の高効率化を目的として、ＰＭＢｕｓなどの外部からの制御や動作をモニターできるデジタル制御の回路部品が求められている。

　新製品は、独自のパワー回路技術および高密度実装技術を駆使することによって、最新のＰＭＢｕｓに準拠し、出力電圧設定、過電流保護、過熱保護、リモートＯＮ／ＯＦＦなどフルデジタル制御を可能にした。

　また、ＰＭＢｕｓを搭載した絶縁型ＤＣ−ＤＣパワーモジュールとして、業界最小サイズを実現した。各種電源装置の実装スペースに制約がある環境でも小型でフルデジタル制御できるため、ユーザーにおける効率的な電源回路設計に寄与する。

　入力電圧（定格）４８Ｖバスから定電圧（３.３／５／６／１２／１８Ｖ）回路への電力供給に、最大１００Ｗまでの供給に対応。また、従来の外部抵抗による出力可変にも対応している。

　形状はＤＯＳＡ１／１６ブリックに準拠しており、スルーホール実装タイプと表面実装タイプが選択可能で、高さ最大８・５ミリメートルの低背仕様にも対応できる。

　ＫＤシリーズは、高温環境下においても高性能・高効率を維持する特徴を持っていることから、高信頼性を要求される各種通信装置、半導体テスターなどの幅広いアプリケーションに適する製品。