電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月25日 140425_03 アルプス電気 ユニット センサーモジュール 移動体通信機器用

各種モバイル機器向け温度補正機能内蔵のデジタル気圧センサー


アルプス電気のデジタル気圧センサー
「HSPPADシリーズ」

 アルプス電気は24日、スマホなどの各種モバイル機器向けに、デジタル気圧センサー「HSPPADシリーズ」を開発、今月から量産開始したと発表した。

 最近のモバイル機器や家電製品では、各種センサー搭載により、機能・性能の向上や快適な操作環境が実現されている。気圧や湿度を正しくセンシングするには、周囲の温度状態に応じて検知データを補正する必要がある。従来、温度補正はセット製品の回路で行うことが多く、センサーデバイスを搭載するだけでは正確な検知ができないケースもあった。

 今回、同社は、累計生産台数3億5千万個を誇るアナログ出力の「HSPPAシリーズ」の市場実績を生かし、デジタル出力タイプの気圧センサーを開発、量産化した。

 同社が蓄積した補正シミュレーションデータを基にした、最適な温度補正機能をデバイスに内蔵。セット側での温度補正回路が必要なくなり、温度補正に必要な電力も不要なため、省エネに貢献する。HDDで培ったプロセス技術やシミュレーション技術を応用し、検知機構を含むセンサー全体の構造を最適化したことで、低ノイズ出力を実現。セット製品側で必要なノイズ平均化処理の負荷軽減にも貢献する。300―1100hPaの幅広い測定レンジを実現している。

 用途は、スマホなどのモバイル機器やウエアラブル端末など。外形サイズは、2.5×2.5×0.8ミリメートル。動作温度範囲は−40度〜+85度C。測定範囲は、300―1100hPa。測定精度は±2hPa。電源電圧は1.7―3.6V。消費電流9.5μA。

 生産は、長岡工場(新潟県長岡市)および中国・寧波アルプス(寧波市)で行い、15年4月には月産300万個の生産を予定する。


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