電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月18日 140418_02 インターシル ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 一般産業用

インフラ/産業機器向け25A/33Aアプリケーション用デジタル電源


カウウェル シニアVPと和島日本法人社長

 インターシルは新たな経営戦略を発表し、持続的な成長に向けた取り組みを加速させる。多様な用途に向けたパワーマネジメント・ソリューションに重点を置き、新製品投入によるシェア拡大と重点分野でのデザイン・ウインを目指す。

 同社は昨年3月の新CEO就任以降、財務基盤の強化と重点分野に向けた経営資源の投下を進めてきた。それにより、財務基盤も安定。パワーマネジメント分野への注力により、さらなる成長に向けて動き始めた。

 特に力を入れているのが@モバイル電源、Aインフラ/産業機器向け電源、B車載/航空宇宙―の3分野。競争力ある新製品投入で技術的課題の克服に貢献し、売上げ拡大につなげていく。16年までにモバイル電源で20%、インフラ/産業機器向け電源で10%、車載/航空宇宙で7%の売上げ増を目指す。

 この戦略的な新製品投入の一環として、モバイル機器向け昇降圧スイッチング・レギュレータ「ISL911xx」ファミリーをこのたび発表した。独自の完全同期整流型4スイッチ・アーキテクチャを採用。降圧から昇圧へのシームレスな移行と同時に、最小のバッテリ電圧時にも大電流で機能する。システムの電圧低下を防止し、最大98%の高効率を実現。モバイル機器のバッテリ駆動時間を延長できる。

 モバイル・パワー・プロダクツ担当のアンドリュー・カウウェル シニアバイスプレジデントは「当社は広範なIPと高度な設計・プロセス技術を生かし、高い信頼性を特徴とするパワーマネジメントICを提供する。システムが複雑化する一方で低消費電力が求められるモバイル機器市場の課題を当社の独自技術で解決する」と語る。

 インフラ/産業機器向けには、デジタル電源モジュール「ISL8270M/71M」を発表。サーバーやインフラ機器などの25A/33Aアプリケーションに最適で、先進的なシステム監視により制御機能と信頼性を向上させる。複雑な電源回路設計を不要にし、分かりやすいGUIでプログラムを書くことなく開発が可能になる。

 これらの新製品は日本市場においても戦略製品となる。ISL8270M/71Mは、基地局をはじめとする情報インフラ分野に提案。ISL911xxは、LEDバックライトICなどとともにモバイル機器向けに提案を行う。

 日本法人の和島正幸社長は「日本市場の市況は比較的明るい。コア技術のパワーマネジメントを中心に、好調な産業に注力する戦略は日本でも変えない。特に自動車分野や航空・宇宙分野に注力し、全社的な成長の原動力になりたい」と話す。


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