140418_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月18日 |
140418_01 |
TDK |
ユニット |
センサーモジュール |
一般産業用 |
HEMS/BEMS向け電流検出用クランプ型交流電流センサー
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TDKのクランプ型交流電流センサー |
TDKは、クランプ型交流電流センサー「CCTシリーズ」を開発した。HEMS、BEMSといった電力の見える化システムにおける電流検出用。これまでの電流センサーとは異なり、ノイズフィルターで実績のある簡単に着脱できるクランプ型。中国の生産拠点において月間1万個で量産を開始した。
電流センサーにおける検知方式は一般的にホール方式、磁気抵抗方式、フラックスゲート方式、シャント抵抗方式などがある。そのほほ全てが基板型だ。
同社が今回開発した電流センサーは、電線にワンタッチで着脱できるクランプ方式を採用したもの。クランプ型ノイズフィルターにおける繰り返し着脱における強度の信頼性ノウハウを応用した。
独自のMn―Zn系フェライトコアを採用。巻線、はんだ付けなどの工法の自動化によって高品質、安定供給が可能。また、開放保護素子を内蔵しており、開放時の高電圧を抑制できる。
適用電流は、30A、100Aの2種類。出力電流精度はプラスマイナス1%と高精度を実現している。
地球環境保全などの観点から、住宅、マンション、オフィスビル、工場、店舗など、様々な施設における創エネ、蓄エネ、省エネを推進する動きが活発化している。
その中で、エネルギーを効率良く管理するためには、高精度な電流の把握が不可欠で、電流センサーの需要が増加している。
電流センサーは、家庭用分電盤で2個以上、HEMS用分電盤で4個以上、BEMS用分電盤では10個以上が使用されるという。
同社では、これまでカーレントトランス方式の電流センサーを販売してきたが、今回の新型センサーの商品化を機に、電流センサー事業の本格的な拡大に取り組む。
引き続き、小型、高効率、低損失のフェライトコア材質の開発に取り組み、小型で大電流検出を可能にした新製品開発を展開していく考えだ。
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