140320_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月20日 |
140320_01 |
エルナー |
受動部品 |
コンデンサ |
一般産業用 |
定格電圧3.8Vで6Fをカバーするコイン形リチウムイオンキャパシタ
エルナーはリチウムイオンキャパシタ市場に参入する。今後、市場拡大が期待される環境・エネルギー市場、車載市場に重点を置いた新製品開発、および拡販を推し進めており、今回の新製品開発はその一環。既に電気二重層キャパシタ事業を展開しており、今回リチウムイオンキャパシタを事業化することで、キャパシタ事業の総合力を強化することになる。
開発したリチウムイオンキャパシタは、コイン形セルとしては世界初の高耐圧となる定格電圧3.8Vの開発に成功した。従来から電気二重層キャパシタで培ったコイン形セルの固有技術を生かして開発したもの。同サイズの同社電気二重層コンデンサに比べて、エネルギーが約3倍となる性能を得ることができた。
新製品は、φ11×1.8(厚み)ミリメートルサイズは2.2―3.8V定格で1.2Fをカバー。φ18.5×2.1(厚み)ミリメートルサイズが2.2―3.8V定格で6Fをカバーする。
特許は8件を出願済み。
開発したコイン形リチウムイオンキャパシタは長期の耐久性にも優れている。今後、高エネルギー密度化に向けた開発を加速。スマートメータや緊急通信網、FA機器などのバックアップ用途、さらには電池を代替するエネルギー用途などで、提案活動を展開していく考え。
また、このリチウムイオンキャパシタ技術を電気二重層コンデンサで開発を進めている円筒形低抵抗タイプの小型、軽量、大容量に向けて応用する。
これによって、電池の補助として通信やアクチュエーターなどのパワーアシスト電源用途、導入の拡大が進んでいるアイドリングストップ車、重機、エレベータなどの回生電源、スマートグリッドでの通信網の緊急バックアップ電源などの新規市場を開拓。キャパシタ総合事業での売上げ拡大を目指す。
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