140213_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月13日 |
140213_02 |
TDK |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
移動体通信機器用 |
ウエアラブル端末向け超小型・薄型のブルートウースモジュール
TDKは、4.6×5.6×1(厚み)ミリメートルの超小型、薄型化を実現したブルトゥースモジュールを開発、月産30万個の規模で量産を開始した。このモジュールは独自のIC内蔵基板「SESUB」を用いたもの。ウエアラブル端末の新製品開発、普及を踏まえたもので、引き続きSESUBを使ったウエアラブル端末に搭載される無線通信、電源、センサーなどのモジュール化を推進していく。
新製品は、ブルトゥースの最新規格であるBluetooth4.0Smartに対応したもの。TI社の6ミリメートル角サイズパッケージのブルトゥースIC「CC2541」をウエハーレベルで30―100マイクロメートルの厚みに薄く加工。そのICチップを銅張積層板FR―4グレードを使った300マイクロメートル厚の4層プリント配線板に内蔵。水晶発振器、バンドパスフィルター、コンデンサなどの低背化した周辺回路部品を基板上に実装した構造。
占有面積64%削減
これによって、ディスクリートの場合と比較して基板占有面積を64%削減することが可能になった。また、基板、IC、部品のいずれも薄い製品を使用しているため、全体の厚みはわずか1ミリメートルと低背化している。
同社はこれまでSESUBを使った高機能モジュールとして、電源管理モジュールなど累計で数百万個の生産実績を有している。
今回のモジュールを機に、今後はウエアラブル端末向けでSESUBの認知度を高めていきたい考え。ウエアラブル端末は、メガネ型、腕時計型など、スマホやタブレット端末などとの無線通信で、様々な用途向けに開発が活発化している。
同社としては、モジュール製品事業を伸ばしていく一環として「ウエアラブル端末の無線通信、電源をはじめとする各種回路のモジュール化を独自のIC内蔵基板技術を使って広げていく」考えだ。
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