10ギガHzの広帯域PCI Express 3.0対応のバススイッチIC2種

　東芝は、ＰＣＩ　Ｅｘｐｒｅｓｓ（ＰＣＩｅ）３.０に対応したバススイッチＩＣ２種を開発し、１３年１月末から量産を開始する。スイッチ端子容量を低減し、１０ギガヘルツ　の広帯域特性を実現した。

　新製品２種「ＴＣ７ＰＣＩ３４１２ＭＴ」「同３４１５ＭＴ」は、ＰＣＩｅ３.０（８ギガｂｐｓ）に対応した２レーンＳＰＤＴスイッチ。デスクトップＰＣやノートＰＣの基板上のＰＣＩｅスロットやコネクタとスイッチの配置関係において、それぞれ最適なピン配置をラインアップする。

　ＰＣＩｅのほかにもＵＳＢ３.０、ディスプレイポート１.２、ＳＡＴＡ３.０など高速差動伝送への応用も行える。

　また新製品は、スイッチ端子の容量を低減させたことで、１０ギガヘルツ　の広帯域特性を実現し、信号品質の劣化を抑えた高速伝送を可能にした。

　動作電源電圧は、３.０―３.６Ｖ。スイッチオン抵抗は３.０Ｖ動作時７.５Ω、同オン容量は３.３Ｖ動作時１.５ｐＦ。

　パッケージは、業界標準のＴＱＦＮ４２（９.０×３.５×０.５５ミリサイズ）を採用している。