電波プロダクトニュース



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12月27日 121227_02 東芝 半導体素子 イメージセンサー 移動体通信機器用

コンパクトデジカメ向け2000万画素のCMOSイメージセンサー


 東芝は、コンパクトデジタルカメラ向けCMOSイメージセンサーとして業界最高解像度となる20メガピクセル(2千万画素)を実現したCMOSイメージセンサー「TCM5115CL」を開発したと発表した。サンプル出荷は13年1月から実施し、量産は13年夏からの予定。量産規模は月産30万個を見込んでいる。

 コンパクトデジカメ市場は、より高い解像度が求められている。解像度の高い撮影素子/イメージセンサーはサイズが大きくなるため、デジカメの筐体の大型化を招いた。

 その中で東芝は、コンパクトデジカメで主流の1/2.3型の撮影素子サイズで、業界最小となる1.2マイクロメートルの画素を実現し、業界最高解像度となる20メガピクセルを実現した。感度を高めやすいなどの利点を持つ裏面照射(BSI)型構造を採用。また、東芝独自の画素設計技術とプロセス技術により、従来の16メガピクセル製品(画素サイズ1.34マイクロメートル)と比べて、飽和電子数が単位面積当たり15%改善。より鮮明な画像を実現する。

 動画撮影性能でも、フレームスピードとして、1080pモード時毎秒60フレーム、720pモード時で同100フレームを実現。HD動画の高速撮影が可能になると共に、より滑らかな動画のスロー再生を実現できる。

 東芝では「今後もコンパクトデジカメ向けのCMOSイメージセンサーの開発と販売を強化し、15年度には市場シェア30%を目指す」としている。


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