121122_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月22日 |
121122_01 |
三菱電機 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
SiCパワーモジュールによる鉄道車両用インバータ装置
三菱電機は、炭化シリコン(SiC)による大容量パワーモジュールを適用した、直流1500Vの架線に対応の鉄道車両用インバータ装置と、高効率全閉形誘導電動機を開発した。これらを使用して製品化した鉄道車両用主回路システムは、消費電力が従来比約30%減を達成した。
両機器とも13年1月に東京地下鉄の車両に搭載し、各種の走行試験を経て、その後、営業運転に使用する予定。
インバータ装置はSiCを使用したパワーモジュール適用により、従来製品と比較して発生損失を約30%低減した。また、体積は、従来比約40%低減、質量は、同じく約50%低減。
高効率全閉形誘導電動機では、SiCインバータと高効率誘導電動機の組み合わせにより、回生トルク性能向上を実現した。また、高周波スイッチングに対応したモーター設計により発生損失を約40%低減。全閉自冷式により従来の電動機と比較して、約11デシベルの騒音低減。
なお、同社では12年2月から、SiCパワーモジュールを適用した直流600V/700V架線対応のインバータを東京地下鉄の銀座線の営業運転を行い、従来比38.6%の省エネを実証済みである。
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