スマートメーター等向け交流大電流ラッチングパワーリレー

　日本電産コパル電子は、スマートメーターや太陽光発電システムなどの用途向けに、交流大電流ラッチングパワーリレー「ＣＬ―Ｒシリーズ」を１２月から販売開始する。

　電力向けブレーカなどで実績がある日幸電機製作所（川崎市中原区）と連携し、スイッチの接点技術やモーターの磁気回路技術を融合することで、小型で消費電力の少ないラッチングリレーの製品化を実現した。特徴は（１）小型低背（２）基板搭載形（３）接点温度上昇の抑制。

　サンプル価格は２千円程度。量産は中国工場で行い、生産計画は当面は月産５万個、３年後に月産３０万個を見込む。

　主な仕様は、外形サイズ（端子部除く）は奥行き２９×幅３８×高さ１６ミリメートル。接点構成は１ａ。接点最大許容電圧はＡＣ２５０Ｖ。接点最大許容電流は３０Ａ／６０Ａの２種類。コイル電圧は、ＤＣ５Ｖ／１２Ｖ／２４Ｖの３種類。

　同社は、電力インフラ分野への参入を推進中で、今回の交流大電流ラッチングパワーリレーは８月に発売した電流センサーに続く第２弾製品。