スマホ等のDC-DCコンバータ向け小型・大電流パワーインダクタ

　スミダコーポレーションは、金属系コア（Ｆｅ―Ｓｉ）をバインダで成形した巻線タイプの小型、大電流対応のパワーインダクタを発売した。既に中国の工場で量産対応している。

　新製品は、スマートフォン、タブレットＰＣなどにおけるＩＣを駆動するためのＤＣ―ＤＣコンバータ向けに開発した。

　フェライトコアインダクタに比べ、直流重畳特性が良好で、複数コイルをパネル状に一括成形、カットする製造工程のため、小型化、低コスト化に有利。金属系コアの使用によりコアの磁歪現象を抑える効果があり、コア鳴き対策にも有効。

　製品ラインアップは「０４１２ＣＤＭＣ／ＤＳ」（４.５×４.１×１.２ミリメートルサイズ、インダクタンス＝０.４５μ―１０μＨ）、「０４１５ＣＤＭＣ／ＤＳ」（４.５×４.１×１.５ミリメートルサイズ、インダクタンス＝１０μＨ）、「０５１２ＣＤＭＣ／ＤＳ」（５.５×５.２×１.２ミリメートルサイズ、インダクタンス＝０.３３μ―１５μＨ）、「０５２０ＣＤＭＣ／ＤＳ」（５.５×５.２×２ミリメートルサイズ、インダクタンス＝０.３３μ―１５μＨ）。