45ナノプロセス採用のNOR型8ギガビットのフラッシュメモリー

　米スパンションは、１２月から業界初の４５ナノプロセスを用いたＮＯＲ型フラッシュメモリーのサンプル出荷を開始する。量産は１３年１―３月から行う。

　４５ナノプロセス採用製品の第１弾製品は、ＮＯＲメモリーとしては８ギガビット容量品。前世代の６５ナノ世代では４ギガビットが最大容量だった。

　ジャクソン・ファン副社長は「大容量が必要で、ランダムアクセスの必要性からＮＡＮＤメモリーを使用できないリッチなグラフィックス処理を行う用途での需要を見込む。具体的には、ゲーム機、ディスプレイ付き産業機器の２分野。当社売上げの重要な割合を占めるようになる基幹製品」と位置付ける。

　生産については、６５ナノ世代も生産委託している中国ＳＭＩＣの武漢工場で実施する。

　「時期は明かせないが、４５ナノプロセスを採用した低容量品やシリアルインターフェイス品などもを投入していく」とファン副社長は話している。