121113_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月13日 |
121113_01 |
東芝 |
半導体集積回路 |
専用IC |
自動車機器用 |
16セル対応の車載向けリチウムイオン電池用監視IC
東芝は、車載向けリチウムイオン電池用監視ICを製品化した。業界最高となる最大16セルの監視に対応する。
サンプル出荷は13年2月、量産は14年4月から。車載電池監視半導体で17年度シェア25%を目指す。
■耐圧96Vのプロセス
電池監視IC「TB9141FG」は、耐圧96Vの製造プロセスを採用し、16セル監視に対応している。より少ないICで電池システムを監視できる。電池セル電圧測定精度はプラスマイナス2mV(典型値)。
監視IC間の接続は、ディジーチェーンに対応し、電位差を利用しノイズを除去する差動方式を採用している。
IC内蔵のスイッチを用いたセルバランス(電池残量の均等化)構成で、セルバランス実施中にも電圧測定が行える。故障検出機能を実装し、電池監視システムとして機能安全規格(ISO26262)対応に貢献する。
監視ICとともに使用する電池監視用マイコン「TMPM358FDTFG」も製品化。ARM Cortex―M3コアベースで、低電圧駆動SRAM、16ビットプリスケーラカウンタ、32ビットカウンタを備えている。
東芝では、監視ICと同マイコンを組み合わせたリファレンスモデルと、機能安全対応が可能なソフトライブラリも提供する。 |