121107_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月7日 |
121107_01 |
富士通セミコンダクター |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
ARMのCPUコア「M4/MO+」搭載の32ビット汎用マイコン700品種
富士通セミコンダクターは、英アーム社のCPUコア「ARM Cortex―M4」/「同―M0プラス」を搭載した32ビット汎用マイコンを13年7―9月からサンプル出荷すると発表した。既に発売済みの同M3コア搭載「FM3ファミリ」と合わせ、13年度中にARMコア搭載汎用マイコンを業界最大級となる700品種以上を投入する。「現状5%の世界マイコン市場シェアを5年後に10―15%へ引き上げる」(寺本俊幸マイコン事業部長)。
同社は、10年に世界標準CPUコアとして「ARMコア」搭載のARMマイコンの展開を開始。第1弾ファミリーとして同M3コア搭載「FM3ファミリ」を発売し、現在463品種を製品化した。
今回、FM3ファミリに加えて、同M4コア搭載の「FM4ファミリ」と同M0プラスコア搭載の「FM0プラスファミリ」の製品化を発表。アーム社が主にマイコン向けに展開する3種類のコア全てをカバーする製品群を構築することになった。
FM4ファミリは、同M3コアにないDSPとFPUコアを持つ同M4コアの性能を生かした製品展開を実施。より高い性能が要求される産業機器のモーター制御やネットワーク制御向けに製品を展開していく。
FM0プラスは、同M0プラスの低消費電力性と、FM3にも展開する周辺機能、フラッシュメモリー技術を融合させた省エネ製品群。動作時電流で1メガヘルツ当たり70μA、待機電流で0.7μA(RTCモード)を目標に開発を実施。ローエンド家電や電池駆動機器や、電力メーターなどの計測機器や各種センサー制御向けに展開していく。
同社では、現在463品種がそろうFM3でも、新たに1メガバイト容量フラッシュ搭載品などを追加し、12年内に570品種まで品種数を拡大させる。
寺本事業部長は「ARMマイコンは、よりグローバルに展開できるマイコン。汎用マイコンの海外売上比率も、現状の2割から3年程度で5割にしたい」と話している。 |