121106_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月6日 |
121106_01 |
南興セラミックス |
電子材料 |
電子材料 |
一般民生用 |
LED電球向け炭化ケイ素使用のプラスチックセラミックス
研磨微粉製造の南興セラミックス(東京都板橋区)は、LED電球のアルミ製ヒートシンクに代替できる、炭化ケイ素を用いたプラスチックセラミックスを開発。営業を開始した。
同社は46年創業。シリコンインゴットからソーラーセルを切り出す際に使われる炭化ケイ素研磨微粉末で高いシェアを持ち、国内2工場のほか、98年に中国蘇州に生産子会社を設立している。
プラスチックセラミックスは、ソーラーセル用製品製造時に副次的に生成される微粉末を利用する。粉末をプラスチック(PA6、nyl)と混合して射出成型して製造する。
松本昌彰会長は「開発したプラスチックセラミックスは、LED電球で使われている金属製のものと比べ、生産効率、設計自由度、絶縁性、軽量などの優位点があり、素材コストも安い」と話す。
同社はハイパワーLED照明素子用のセラミックス基板の開発も進めており、現行のアルミPCBの代替を狙っている。
製造は、中国の同社グループ企業広州千松科技が行う。これらの構成部品を使ったLED電球も製造しており、台湾で発売開始している。
一連の製品は、規格品のほか、小ロットからのカスタム製造にも応じている。 |