121105_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月5日 |
121105_01 |
パナソニック デバイス |
半導体集積回路 |
専用IC |
一般民生用 |
近距離無線通信のモバイル端末向けNFCタグ用LSI
パナソニック デバイス社は、近距離無線通信のNFC(ニア・フィールド・コミュニケーション)搭載のモバイル端末とセット機器をつなぐNFCタグ用LSIを開発した。
スマートフォンを中心にモバイル端末でNFC搭載が急速に進むなか、NFC搭載モバイル端末とNFC搭載の白モノ家電、AV機器、健康医療機器、事務機器、カーエレクトロニクス機器などとのデータ通信を432バイトFeRAM内蔵により低消費電力で安定・安心通信できる。
また、トンネル通信モード搭載による大容量高速データ通信も可能。ISO/IEC14443TyeB規格、JISX6319―4(FeliCa)の両NFCタグ規格にも対応し、同一セット機器で容易にグローバル展開できる。
多那瀬寛半導体事業グループ汎用LSIビジネスユニット長は「単体デバイスとともに、単体デバイス、ソフトウエアを組み合わせたセンシング、パワー(シミュレータ)、低消費電力、インバータの四つのソリューション提案に力を入れている。NFC搭載モバイルホン比率が15年に55%以上になると予想し、NFCタグ用LSIを低消費電力ソリューションとして提案していく」と説明。
「端末で受信した情報をNFCでセット機器へ転送またはセット機器の情報をクラウドに転送する。あるいはネットワーククラウドとしてソフトアップデート、エラー情報、ユーザー情報などを送受信するといったスマート家電向け通信インターフェイス用途やNFCでペアリングを行い、高速通信でデータ転送するAV機器、事務機器向けハンドオーバー用途などに低消費電力ソリューションとして提案していく」と話している。
米国政府が策定した標準暗号方式AESを採用した暗号機能付き「MN63Y1208」(パッケージ=16ピンQFN)と暗号機能なし「MN63Y1210」(16ピンSSOP)の2品種を取りそろえた。FeRAM混載0.18マイクロメートルCMOSプロセスを採用。
10月からサンプル出荷し、暗号機能付きは13年3月から、暗号機能なしは同1月から量産を開始する。2品種合わせて月産100万個以上を予定。生産は前工程を砺波工場(富山県砺波市)、後工程をシンガポール工場で行う。 |