121003_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月25日 |
121025_02 |
東京エレクトロンデバイス(TED) |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
環境発電を用いた応用製品の開発を容易にするボード2種類
東京エレクトロンデバイス(TED)は、環境発電(エネルギーハーベスト)を用いた応用製品の開発を容易にするボード製品2種類を開発した。
環境発電は光や振動、熱など身の回りの自然エネルギーから発電し、無線端末などの機器を動作させるもの。従来、一次電池で動作していた機器で、電池交換不要のメンテナンスフリーを実現すると期待される。
TEDが開発したボードは、環境発電素子や環境発電応用システムの初期評価を簡単に行える「開発発電アプリケーション開発ボード」と、環境発電に対応する超低消費電力CPUの評価ボードの2種。
「開発発電アプリケーション開発ボード」は、リニアテクノロジー(LTC)製の環境発電用電源ICを搭載し、太陽光、熱、振動といったエネルギーから発電する素子を接続、評価できる。
また、インフィニット・パワーソリューションズ社(IPS)の薄さ0.17ミリの全固体リチウムイオン電池を搭載し、発電した電力を蓄積可能。出力部にLTC製低自己消費電流レギュレータを備え、マイコン、無線IC、センサーに対し電力供給が行える。
同開発ボードの価格は4万9800円で、11月末からの出荷を予定する。
もう一つのCPU評価ボードは、環境発電に適したフリースケール・セミコンダクタ社製の低消費電力マイコン「Kinetis K10」の評価が可能。IPS社製薄型バッテリ、環境発電対応電源IC、充電制御ICなども搭載している。無償の統合開発環境を使い、CPUの消費電流の計測も行える。
同CPU評価ボードは試作品を一部ユーザーに配布し「将来の製品化を検討している状況」(TED)。
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