121019_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月19日 |
121019_01 |
TDK |
ユニット |
その他 |
一般民生用 |
コンデンサ+チョークコイル一体化コンポーネント
TDKは、EPCOSが開発したコンデンサとチョークコイルを一体化したコンポーネント「LCap・B32350シリーズ」をインドなどの新興市場をターゲットに発売した。洗濯機や回転式乾燥機などの白モノ家電におけるAC誘導モーターのトライアック駆動回路における位相制御の用途に対応。生産はインドのナシック工場、バワール工場で、当初月間50万個の規模で量産を開始する。
白モノ家電は省エネ化を推進するためにインバータモーターが一般化しているが、新興国では低価格化を優先した誘導モーターを採用した機種の需要が伸びている。同社は、この動きを踏まえてインドで量産するメリットに加え、従来個別に直列接続していたコンデンサとチョークコイルを一体化することで、実装コストを含めてコスト競争力の高い「LCap」を本格的に供給することにした。
また、コンデンサとチョークコイルの二つを実装することに比べて、実装時間を半減でき、しかも実装面積を小さくできるメリットがある。
■長期使用でも高安定
新製品は、蒸着ポリプロピレンフィルムコンデンサとフェライトコアを使ったチョークコイルを単一ケースに直列接続し、2本のリード線を引き出した。チョークコイルはケースに内蔵したことで、個別チョークコイルに比べて、外部からの磁気などの影響を受けにくく、しかも長期使用でも高安定を確保した。安全規格はIEC60252―1を取得。
ケースサイズは30―40φ×60―80ミリメートル。標準仕様は定格電圧が250―450VAC、静電容量は3μ―50μF、インダクタンスは5μ―100μH。 |