120827_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月27日 |
120827_02 |
IDT |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
パソコン・OA機器・LAN用 |
NVMe準拠のPCIeベースのフラッシュメモリコントローラ
米IDT社は、次世代のSSD向けに規格化された「NVMe」に準拠したPCI Express(PCIe)ベースのフラッシュメモリーコントローラを発表した。現在、特定顧客向けのサンプル提供を実施している。
NVMeは、HDDやSSDに用いられてきたSASやSATAといったインターフェイス規格の課題であった伝送速度を、低コストに高速化する規格。PCと周辺機器などを接続するインターフェイス規格PCIeがベースで、汎用性も高い。
また、SAS/SATAを使った従来ストレージをCPUに接続する場合、SAS/SATAからPCIeに変換する場合が多いため、NVMeであればストレージを直接、CPUと接続できるという大きな利点がある。
IDTが開発したフラッシュメモリーコントローラは、PCIeをインターフェイスに持つ業界初のICで、NVMeに準拠。PCIe×4 Gen3を備えた16チャンネル品(89HF16P04AG3)と、PCIe×8 Gen3を備えた32チャンネル品(89HF32P08AG3)の2種をそろえる。
いずれの製品も「プログラマブル」が特徴。SSDなどのストレージ製品の特徴となるエラー訂正や書き込み領域平準化などの各種機能・アルゴリズムをファームウエアとして搭載でき、カスタム化可能。製品の差異化につながらないNVMe対応のためのソフトウエアドライバーなどはIDTから提供され、開発期間を短縮できる。
IDTでは、フラッシュコントローラとともにキャッシュメモリー、フラッシュメモリーなどを搭載した評価ボードも用意。同評価ボードでは、最大毎秒3ギガバイトのスループットを計測している。
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