120824_06
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月24日 |
120824_06 |
SABIC |
電子材料 |
電子材料 |
一般産業用 |
PC板向け熱硬化性樹脂用の添加剤「Noryl SA90」「同SA9000」グレード
大手化学メーカー、SABICのイノベーティブプラスチックス事業は、エポキシおよびエポキシ以外の熱硬化性樹脂の添加剤として使用可能な新材料として「Noryl SA90」および「同SA9000」グレードを発表した。
新材料は、サステナビリティや管理コストなど、プリント基板用途での厳しい要件や規制に応える製品として開発したもの。プリプレグや銅張積層板、電気電子用接着剤、コンポジットおよびコーティングなどの各種用途にも適し、高価な材料に切り替えることなく既存の熱硬化製品の性能と環境性能の改善が可能となった。
SA90は、エポキシ樹脂およびシアネートエステル系熱硬化性樹脂の添加剤として使用される。低い誘電率と損失係数の提供により、エポキシ樹脂系PCBで優れた高周波数性能(1ギガ―10ギガヘルツ )を発揮。より高い動作周波数と非ハロゲン系難燃システムへの要求に応える。
常温でメチルエチルケトン(MEK)に溶解(重量の50%まで)できるため、プリント積層板用途で取り扱いが難しかった従来のポリフェニレンエーテル(PPE)樹脂に必要とされた過激な溶媒の使用が不要となる。
SA9000は、非エポキシ系の熱硬化性樹脂に用いることで、低集電率と低損失、優れた高周波数性能(20ギガヘルツ まで)を提供する。このため、製造メーカーは、フリーラジカルキュア(ビニルまたはトリアリルイソシアヌレート)のPCBに非ハロゲン難燃性を付与できる。
両グレードともに安定した誘電率と高いガラス転移(Tg)温度を実現する。
|