120802_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月2日 |
120802_02 |
トレックス・セミコンダクター |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
基板面積削減の昇圧同期整流PFM制御DC-DCコンバータ
トレックス・セミコンダクター(東京都中央区、藤阪知之代表)は、基板面積を約75%削減できる昇圧同期整流PFM制御DC―DCコンバータ「XC9140シリーズ」を開発し、8月から量産を開始する。0.9V入力に対応し、乾電池1本で駆動するリモコンのほか、血圧計やスマートメーター、各種モバイル機器などの用途を見込む。サンプル価格は200円。
新製品は、アルカリ電池やニッケル水素電池などからの入力を、マイコンなどを駆動させるため、1.8―5.0Vに昇圧するDC―DCコンバータ。最小0.9Vで起動するため、電池寿命を最大限延ばす。
PFM制御方式により、軽負荷時での高効率を実現。発信周波数は1.2メガヘルツ で、従来品(XC9110/同9111)に比べ、より小型のコイル、セラミックコンデンサを選択できる。
ヘルスケア機器などでは、マイコンのRTC(リアルタイムクロック)などを常時動作させるため、昇圧動作なしに電池からの電源をそのまま供給する「バイパスモード機能」をオプションとして用意。従来品でバイパスを行う際に必要だった外付けショットキーバリアダイオード(SBD)が不要となる。
SBD1個を削減し、コイル、コンデンサといった外付け部品を小型化できることで、従来品に比べ、新製品を用いた場合、基板面積を約75%削減することが可能。モバイル機器などの小型化、低コスト化に貢献する。
新製品は、SOT―25パッケージ品とリードレスのUSP―6ELパッケージ品の2種を用意した。
さらにトレックスでは、電池の液漏れを防ぐための「低電圧誤動作防止(UVLO)機能」搭載品の開発を進めており、年内にも出荷する予定としている。
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