高速データ通信向け超低静電容量シリコンベースESD保護素子

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、高速データ通信アプリケーションに最適な超低静電容量シリコンベースESD保護素子「シリコンESD　保護素子」を販売開始した。 　双方向タイプで0.10pF、1方向タイプで0.20pFの超低静電容量を実現。挿入損失を大幅に低減した。USB3.0/2.0をはじめ、HDMI1.4やディスプレイポート、eSATA、Thunderboltなど、高速化するデータ通信保護に適しており、最新の高速データ通信環境の保護が可能。

　静電気耐圧は、業界標準の8kVを大幅に上回る±20kVを実現。ESDやサージ、ケーブル放電現象によるダメージから通信ポートを保護するとともに、製品内部の電子回路を保護する。

　1チャンネルタイプに加え、複数チャンネルを内蔵するアレイタイプもラインアップ。アレイタイプは標準タイプのほか、基板占有面積が小さいミニサイズも用意している。0.38ミリメートルの超低背タイプと合わせ、製品の小型化・薄型化に貢献できる。

　業界トップの低静電容量／低挿入損失を実現しており、高速伝送ポート部の静電気保護に最適。業界トップの高静電気耐圧特性を提供しており、民生用品から精密計測用途まで利用することができる。 　業界トップの小型／低背素子の達成によって、実装基板の小型化・薄型化に貢献する。