6.6kV電力ケーブル用非熱収縮高圧直線接続処理材

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、6.6kV電力ケーブルの直線接続用部材を一体化し、従来品と比べて作業効率の大幅な向上を実現した非熱収縮高圧直線接続処理材「CSJA」を販売開始した。

　新製品は、電力ケーブルの中間接続処理に必要となる、電界緩和処理や、しゃへい処理、保護防水処理の各部材を一体化した革新的な直線接続材料。オールインワンタイプの非熱収縮型直線接続処理が可能。事前に送り込むのは本体だけなため、施工ミスも軽減でき、作業性の向上が期待できる。

　施工手順は単純化されており、施工者の熟練度に関わらず一定の品質で施工できる。作業時間の短縮化にも貢献する。 　特殊工具を必要としないため、作業環境を選ばない。作業時に出る廃棄物が少なくなるように配慮されている。主要材料点数は4点（オールインワン接続部本体、導体接続管、ロールスプリング、防水テープ）。導体接続管は圧縮、またはメカニカル。

　製品仕様は、適合ケーブルは6.6kV　CV（E）―単心、CV（E）―T EM―CＥ単心、EM―CE―T 38―500平方ミリメートル。準拠規格はJEC―3409「高圧（6kV）架橋ポリエチレンケーブル用接続部の試験法」、JCAA K 1301｢6600V　架橋ポリエチレン絶縁電力ケーブル用接続部性能基準」。