120717_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月17日 |
1200717_01 |
富士通セミコンダクター |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
ARM Cortex―M4コアをCPUコアに採用したマイコン
富士通セミコンダクターは、ARM Cortex―M4コアをCPUコアに採用したマイコンを12年度内にもサンプル出荷する。
同社は、車載向けマイコンでもARM Cortex―R5搭載品の初期サンプル出荷をこのほど開始している。
既に量産中の同M3搭載マイコン「FM3ファミリ」と合わせて、ARMコア搭載マイコンのラインアップを強化していく。
同社は「グローバルスタンダードコア」と位置付ける英・アーム社のCPUコア「ARMコア」を搭載したマイコンを10年から投入している。
第1弾製品群として、ARM Cortex―M3を搭載した汎用マイコンFM3ファミリを展開しており、現在、約400品種の製品を発売、12年度末には500品種に達する。
FM3で一定の製品ラインアップを確保するに伴い富士通セミコンでは、新CPUコア採用マイコンの開発を本格化。年度内にも同M3コアのDSP機能が強化された「同M4コア」を搭載する新ファミリをサンプル出荷する見通し。
開発期間31へ
八木春良副社長は「マイコンの開発スピードアップに取り組んできた結果、品種にもよるが以前に比べて開発期間を5割程度短縮できるようになった。今後も、開発プラットフォームなどの強化や技術者のレベルアップを図って3分の1程度まで短縮し、特徴のある周辺回路IPや新たなコアを搭載した製品を増やしていく」と話し、同M4だけでなく、様々なARMコア搭載品を今後も開発していく方針を示す。
その一環として、独自開発コア搭載のマイコン「FRファミリ」「2 FMC―16」を展開する車載マイコン分野でも、独自コア品の強化と並行してARM Cortex―R5コアを搭載したマイコンを開発。このほど一部顧客向けにサンプル出荷を開始した。「モーター制御用や電気自動車向けなど、特徴ある製品で先行していく」という。
ARM搭載マイコンの発売の狙いの一つである、海外展開も「独自コア品では苦労した海外汎用マイコン市場での認知向上もうまくいっている」とし、ラインアップ拡充でさらに海外での拡販を加速させていく。
|