携帯端末向けメタルアロイパワーインダクタ「DFEシリーズ」拡充

　東光は、メタルアロイパワーインダクタ「ＤＦＥシリーズ」の製品系列を拡充した。

　小型、高性能化を追求したもので、スマートフォンやタブレットＰＣなどの分野での受注増に弾みをつけるとしている。 　同シリーズは、メタルアロイコアを使用し、独自の磁気設計、巻線工法などを融合することによって、小型、低背で、大電流対応を実現したもの。既にスマートフォンやタブレットＰＣなどで搭載が定着化し、生産規模を拡大している。 　今回、シリーズ拡充を図るのは、特性、性能面での新たな要求に応えるもので、既存の「ＤＦＥ２５２０Ｃシリーズ」に新たに２×１.６ミリメートルサイズと３.２×２.５ミリメートルサイズを追加した。

　特性面では、既存品に比べて直流抵抗を約２０％改善した低直流タイプ「ＤＦＥ２５２０／２０１６シリーズ」と高周波化、低ＡＣＲ化を実現し、既存品に対して５％の効率改善した高効率タイプ「ＤＦＥ２５２０／２０１６Ａシリーズ」を戦列化した。

　さらに既存品の特性を維持して、高密度実装化を推進するＬ字電極タイプ「ＤＦＥ２５２０／２０１６Ｌシリーズ」をラインアップした。