自動車のドアミラー鏡面駆動用モーター「SF-136SA」

　マブチモーターは、自動車ドアミラーの鏡面の上下左右の角度調整用に使用される自動車ドアミラー鏡面駆動用モーターの新製品として「ＳＦ―１３６ＳＡ」を開発、販売開始した。

　新製品は、磁気回路の最適設計をさらに進化させることで、ネオジムなどのレアアースを使用せずに、同社従来製品（ＦＣ―１４０ＲＥ）と同等の性能を維持しながら、体積・重量を約３０％低減した。

　加えて、今後の普及が見込まれる電気自動車（ＥＶ）やハイブリッド車（ＨＥＶ）などの静音車両への搭載を想定し、鏡面駆動ユニットの静音化につながる作動時の機械ノイズを従来製品比で約７５％低減（音圧リニア）。独自技術により機械ノイズや振動の低減を図ったもので、オプションで電気ノイズ規格（ＣＩＳＰＲ２５―３）に対応できる。接点部に貴金属ブラシを用いることで、パルスカウントシステムに対応が可能。

　出力は約０.１―１.０Ｗ。使用電圧８―１６Ｖ。サイズは、幅１５.４×高さ１５.４×長さ２１.５ミリメートル（従来製品比で幅５ミリメートル、長さ３.５ミリメートル縮小）。重量さは約１６グラム（従来製品比で７グラム軽量）。

　▽パルスカウント　リバースギア選択時に、あらかじめ設定した位置に鏡面を自動で調整する「リバースモード機能」に必要な位置検出技術。