4ch高速差動伝送用zQSFP+コネクタ＆ケージアセンブリ

　タイコエレクトロニクスジャパン（川崎市高津区）は、25ギガ―40ギガbpsの4チャンネル高速差動伝送により通信やネットワーク製品の高密度・高速化を実現する「zQSFPプラスコネクタ＆ケージアセンブリ」を販売開始した。

　新製品は、通信やデータセンター、医療分野での要望が高い100ギガbpsイーサネット（4×25ギガbps）や100ギガbpsの4×インフィニバンドEnhanced　Data　Rate（EDR）に対応できるzQSFPプラス（z―Quad　Small　Form―factor　Pluggable　Plus）コネクタ＆ケージアセンブリ。25ギガ―40ギガbpsの高速伝送を実現する。

　下位互換性があり、現在のQSFPプラス（10ギガbps、16ギガbps）で採用されている光モジュールやケーブルアセンブリとの嵌合が可能。既存の資産を生かしつつ、伝送速度の高速化に対応できる。

　製造時の工程削減に貢献するため、コネクタはSMTに、ケージはプレスフィットにそれぞれ対応。生産工程の自動化に対応するとともに、生産工程に起因する品質のばらつきを極力抑制でできる。

　ケージプレスフィット位置をずらすことによって基板に両面から実装でき、省スペース化を実現。1×1、１×3のケージにヒートシンク・ライトパイプのオプションを準備。優れた放熱性の確保とEMI対策のために強化されたEMIゲージ。

　挿入力は、40N。嵌合回数250回。使用温度範囲最大65度C。定格電流0.5A（1ピン当たり）。最大許容電圧30V　DC。