120710_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月10日 |
120710_03 |
三菱電機 |
ユニット |
その他 |
一般産業用 |
SiC(炭化ケイ素)を用いたパワーモジュール5品種
三菱電機は、SiC(炭化ケイ素)を用いたダイオードとトランジスタを搭載したSiCパワーモジュール5品種を31日から順次、サンプル出荷する。エアコンなどの家電向け3品種と、産業機器などで使用される汎用インバータなど向け2品種を製品化した。
SiCは従来のシリコン(Si)に比べ、電力損失の大幅な低減やスイッチングの高速化が実現でき、次世代パワー半導体材料として期待される。三菱電機がサンプル出荷を開始するモジュールには、ショットキーバリアダイオード(SBD)、MOSFETともにSiCを用いた「フルSiCモジュール」も一部含まれる。
8月サンプル開始予定の家電向けの「フルSiC DIPPFC」(定格電圧600V)は、Si品に比べ電力損失を約45%低減。最大50キロヘルツ の高速スイッチングも実現。従来の超小型DIPIPMと外形寸法の互換性を確保。このほか、家電向けには、SiC―SBDとSi―トランジスタによるハイブリッドモジュール2品種をラインアップする。
産業機器向けでもハイブリッド品とフルSiC品を製品化。13年1月サンプル出荷予定の産業向けフルSiC(定格電圧1200V/定格電流800A)では、従来のSi―IGBTモジュールに比べ電力損失で約7割低減し、実装サイズも6割程度削減可能となっている。
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