電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月4日120704_01 パナソニック デバイス 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 自動車機器用

車載等向け軽操作タイプの抵抗膜方式タッチパネル


 パナソニック デバイス社は操作力0.1Nの軽操作タイプの抵抗膜方式タッチパネルを開発し、7月から量産を開始する。車載用途で求められる耐ノイズ性、視認性、耐久性を確保しながら軽い操作力のマルチタッチ入力を抵抗膜方式のタッチパネルで実現した。月産50万枚(7型換算)でスタートする。対応サイズ3―10型。カーナビ、カーオーディオの車載向けのほか、コピー、プリンタのドキュメント機器やタブレット端末の需要を見込む。

 新製品の軽操作タイプの抵抗膜方式タッチパネルは、押圧位置を高精度に確定する独自のタッチパネル構成を開発。抵抗膜方式ながら操作力0.1N(先端R3.75、硬度10―20度、シリコンゴムで測定した場合)の軽い操作力でフリック、なぞり、ピンチ操作などのマルチタッチ入力を実現した。

 また、独自構成のアンチニュートンリング層を有する新開発の透明導電フィルムを採用。視認性向上のためにタッチパネルを構成する上下基板間に設けたアンチニュートンリング層の表面凹凸で低下していたマルチタッチ入力時のしゅう動耐久性を向上させた。抵抗膜方式タッチパネルで課題だった、光の干渉によって発生するタッチパネルを押した時にできる虹色の押し跡のニュートンリングも発生しないようにした。

 視認性は透過率82%、反射率(550ナノメートル)11%、ヘイズ11%。耐久性は打鍵耐久性2.45N、100万回以上。摺動耐久性1N、10万回以上、接触抵抗値3kΩ以下、直線性±2%、絶縁抵抗値10MΩ以上、耐湿65度C90%1千時間、耐熱85度C1千時間、耐寒-40度C1千時間、熱衝撃-40―+85度C1千サイクル。


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