120620_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月20日 |
120620_02 |
アナログ・デバイセズ |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
4チャンネル16ビット高性能A/Dコンバータ「AD9653」
米アナログ・デバイセズ(ADI)は、4チャンネル(クアッド)16ビットA/Dコンバータ「AD9653」を発表した。医療用画像処理、通信アプリケーション向けに設計されており、高いチャンネル密度、低消費電力、小サイズ(7×7ミリメートル)という特徴から、データコンバージョンの際、システム設計者により高い設計上の柔軟性を提供。またチャンネル当たりのコスト低減を実現する。
同製品は、MRI(磁気共鳴画像法)システムや医療用超音波検査、そのほかハイエンドの画像アプリケーションの高いチャンネル密度をサポート。非磁性パッケージで提供され、MRIシステムの磁場内でも使用できる。関係のある信号のより近くに設置できるため、部品点数を削減しながら、画像品質とスループット向上を図れる。
MRIアプリケーションに使用する場合の「AD9653」の補完部品として、ADIでは可変ゲイン広帯域幅アンプ「ADL5202」、超低歪差動A/Dコンバータドライバー「ADA4937」などを挙げる。
また、同コンバータはMIMOベースの無線機器、3Gインフラ機器や、そのほかの無線通信アプリケーションにも適しており、小型のパッケージサイズや低消費電力、パワースケーリング機能はフェムトセルおよびピコセル基地局の設計に最適だ。
パワースケーリング・オプションにより125MSPS(メガサンプル/秒)でチャンネル当たり164mWの低消費電力を実現。SNR(信号雑音比)は70メガヘルツ (VREF=1・0V)で76・5dBFS、70メガヘルツ (VREF=1・3V)で77・5dBFS。SFDR(スプリアスフリーダイナミックレンジ)は90dBc(ナイキスト周波数まで)。フルパワーアナログ帯域幅650メガヘルツ。48ピンLFCSPパッケージで提供。現在量産出荷中で、単価は1千個一括受注で250ドル。
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