電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月6日120406_03 受動部品 インダクタ・トランス 移動体通信機器用

巻線インダクタと同等のQ特性の積層セラミックインダクタ


 TDKは、巻線インダクタと同等のQ特性を実現した積層セラミックインダクタ「MHQ1005Pシリーズ」を開発し、月産500万個で量産を開始した。サンプル価格は10円/個。

 新製品は、スマートフォンをはじめとするモバイル機器の高周波整合回路に使用する高周波インダクタ。これまで高Qの要求には巻線タイプが使用されていたが、今回その領域の積層セラミックタイプで参入を可能にした。  新製品は、低誘電率の誘電体セラミックを用いることによって低損失化し、より高い自己共振周波数を実現。構造的にはL型端子を採用するなど、内部構造を最適化した。

 これらによって、1ギガヘルツ のQ特性は65(2.7nHの場合)、2.4ギガヘルツ では108のQ特性を確保。同社の従来製品に比べ約2倍のQ特性を改善している。

 さらに積層工法によって量産性に優れており、巻線タイプに比べて、価格競争力が高い点も大きな特徴。

 シリーズは、1―10nHまでE24系列、12―15nHまでE12系列の27種のインダクタンス値をラインアップした。

 直流抵抗は0.03―0.28。定格電流は400m―1200mA。


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