高速データ転送技術「Thunderbolt」に最適化したIC6種

　日本テキサス・インスツルメンツ（日本TI）は、高速データ転送技術「Thunderbolt」（サンダーボルト）に最適化したIC製品群（6種）の販売を開始した。

　パワーロードスイッチ、シグナルコンディショニング・リタイマー、パワー・セレクション・デバイス、昇圧型コントローラなどがそろう。

　サンダーボルトは、2本の10.3ギガヘルツ　差動式全２重で伝送。PCI　ExpressとDisplayPortの２種類の信号を１本のケーブルを使い、PC内部のデータパスをペリフェラルに拡張できる。TIは、サンダーボルトに必要な一連のデバイスを全て提供する。

　新製品6種のうち、パワーロードスイッチ「TPS22980」は、ホストとデバイスの両側に実装することで、アクティブケーブルと、ケーブルで接続されたデバイスの両方に電源の供給、受電機能を提供する。 　昇圧型コントローラ「LM3017」とFETスイッチ「HD3SS0001」は、ホストとケーブルとの接続を実現する。ホスト内では、パワーセレクションデバイス「TPS22985」、CDR機能付きシグナルコンディショニングリタイマー「DS100TB211」などが切れ目のない動作を実現する。