120405_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月5日 |
120405_02 |
古河電工 |
光関連部品 |
光部品、光モジュール |
一般産業用 |
スパコンやDC向け10Gbps動作の面発光レーザー(VCSEL)
古河電気工業は、スーパーコンピュータやデータセンター向けに10ギガbpsで動作する面発光レーザー(VCSEL)で世界最高レベルの高信頼性を達成した。同開発品は、世界最高レベルの低消費電力動作も実現している。
同社は、長距離通信分野で培った技術を応用し、コンピュータ分野でも「エレクトロニクス(電気)からフォトニクス(光子)へのイノベーション」への貢献を目指す。同レーザーの高速・低消費電力動作は、IBM東京基礎研究所で評価を実施済み。
10ギガbps以上の高速で動作可能なVCSELは、動作電流が端面発光型の従来の半導体レーザーに比べ5分の1から10分の1と低いものの、高速性確保のため単位面積当たりの電流(電流密度)が高くなり、信頼性確保が困難で、十分な個数や時間に基づく信頼性の検討がなされていなかった。
同社は今回、初めて10ギガbps動作可能な数千個レベルのVCSEL素子について信頼性試験を行い信頼度を算出した結果、高性能コンピュータで要求される10Fitsの要求をほぼ達成した。同社は今回のVCSELについて「2―3年後ぐらいをメドに、スーパーコンピュータでの採用を目指す」(研究開発本部、粕川秋彦・横浜研究所半導体研究センター長)。
同社はこの製造技術をベースに、次世代用として期待される25ギガbpsで動作するVCSELの開発にも着手している。
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