4バンドの周波数帯域に対応した内蔵型LTEアンテナ

　SMKは、4バンドの周波数帯域に対応した内蔵型LTEアンテナ「FD9003」を開発し、受注活動を開始した。

　新製品は、グローバル対応として、一つのアンテナで4バンド（700メガヘルツ　帯／1.5ギガヘルツ　帯／2ギガヘルツ　帯／2.6ギガヘルツ　帯）に対応している。アンテナの構成は折り返しモノポールタイプのエレメント構成を採用しているため、実装条件において近接部品の影響を受けにくい。

　エレメント部にチップコンデンサを実装することにより、帯域およびインピーダンスの微調整が可能な構成となっている。エレメント部へのチップコンデンサの実装について、パテント申請中。同社では今後、顧客が開発中の製品の構成に合わせ、カスタムでの開発を進めて行く。用途は、スマートフォン、タブレットＰＣ、ＬＴＥ対応端末など。

　主な仕様は、外形寸法50×10×高さ5.5ミリメートル。周波数帯域は（１）700メガヘルツ　帯（698メガヘルツ　―960メガヘルツ　）（2）1.5ギガヘルツ　（1427メガヘルツ　―1511メガヘルツ　）（3）2ギガヘルツ　帯（1710メガヘルツ　―2170メガヘルツ　）（4）2.6ギガヘルツ　帯（2500メガヘルツ　―2690メガヘルツ　）。VSWR3.5以下。利得-5dBi以上。