120403_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月3日 |
120403_02 |
アナログ・デバイセズ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
画像認識処理用エンジン搭載のデュアルコアのプロセッサ
アナログ.デバイセズ社(ADI)は、自動車の歩行者検知などの画像認識処理用エンジンを搭載したデュアルコアBlackfinプロセッサADSP―BF609/同608のサンプル出荷を開始した。価格は1千個購入時15ドルに抑え、車載用途のほか、産業機器など画像認識を必要とする幅広い分野での採用を見込んでいる。
新製品2種は、16ビット DSPながら32ビット RISCマイコンの性格も併せ持つ同社Blackfinプロセッサファミリの最上位製品としての位置付け。最大の特徴は、高度な画像認識処理を行うパイプラインド・ビジョン・プロセッサ(PVP)と呼ぶハードウエアアクセラレータを搭載した点にある。
PVPは、画像認識に不可欠な各種フィルタリング処理、座標変換処理など負荷の重い画像解析アクセラレータ。処理内容別に12個の機能ブロックで構成され、ユーザーは機能ブロックの構成を自由に組み合わせることができ、様々な画像認識処理に柔軟に対応可能。Blackfinプロセッサコアの演算で換算した場合、1秒当たり250億回相当の処理がPVPで行える。
メーンのプロセッサコアは、500メガヘルツ 動作のコアを2個搭載し、様々な高性能画像認識アルゴリズムの処理に対応できる。またプロセッサとPVP、各種周辺回路、メモリーを接続するバスも改良し、新たに広帯域幅のスイッチファブリック型バスを搭載するなどした。
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